関西ライターズリビングルーム

文章で生きる達人に訊く「仕事術」

8月23日(水)「関西ライターズリビングルーム」第五夜、ゲスト:堀博美さん(きのこライター)、多数のご来場をいただき、ありがとうございました。

 

2週間も経ってしまいましたが、8月23日(水)「関西ライターズリビングルーム」第五夜、ゲスト:堀博美さん(きのこライター)、多数のご来場をいただき、ありがとうございました。


8月23日(水)。


この日は大阪の広い範囲で落雷による停電が生じ、電車の運行が長時間ストップするなどあって「関西ライターズリビングルーム」第五夜の開催が危ぶまれました。


それでも多くの方が北浜の喫茶店「フレイムハウス」へ辿り着いてくださり、無事に開講することができたのです。


ご来場くださいました皆様、本当にありがとうございます(涙)。

 

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もう、この日にここにたどり着けただけで、皆さんもう充分、強靭なプロです。
この雷の夜に集いし兵士たちは、きっと歴戦の勇者ですよ!


お招きした“スポットライター”(ゲストのこと)は、日本で唯一の女性「きのこライター」、堀博美さん


きのこのオーソリティとして著書を多数上梓。
月曜から夜ふかし』ほか多数のテレビ番組に出演。
関西ライター界のトップランナーのおひとりです。


堀さんはこの日、東京のコミケにてZINEの販売を終えたのち、すぐさま関西へ戻り、雑誌「SINRA」(シンラ)のきのこ特集に取り組んでいる真っ只中。


締め切りが目前に迫っているハードスケジュールを縫ってのご出演に感謝するとともに、改めて「きのこライターって、やっぱりきのこが旬を迎える秋口が書き入れ時なんだ」と納得。


こんなふうに繁忙期があるのが専門ライターの特徴といえます。
この日は、これまで堀さんが森や野へ分け入って撮影・採集してきた珍しいきのこの画像をスクリーンに上映しながら、ライターが専門性をいだくことの重要性についてお訊きするという内容。


堀さんはなんと、きのこを「あいうえお順」に上映するという、シンプルかつ、なかなかよそにはない上映方法で解説。

 

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結局、「あ」行が終わった段階でタイムリミットを迎える熱のこもりよう。
すべての画像は(というかほとんど)見られませんでしたが、むしろそれによって、きのこというテーマに対する堀さんの深い愛情が伝わってきたように感じました。

 

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「きのこライターの7つ道具」を拝見したのですが、やはり普通のライターとはツールがまるで違いますね。


だって、ひとつ目が、いきなり冬虫夏草を見つけたときに掘るスコップ」ですから。


堀さんの7つ道具のうち「自分もほしい」「自分お仕事にも役立ちそう」と思ったのが、リコーの防水カメラ


このカメラが超絶スグレモノなんです。
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-50/
「顕微鏡モード」なる他にはない性能があり、森の中できのこを接写するのに最適なカメラなのだそう。


そしてこのカメラの最大の特徴は、フラッシュ以外に、レンズまわりの6箇所のライトが撮影対象を照らすこと

 

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フラッシュのようにまたたく光ではなく常に灯りがついているので、きのこほかアウトドア撮影だけではなく、レストランなど食べ物の撮影にも使えそうですね。


堀さんのお話をはじめ、ひしひしと感じるのは、ライターにとって、いいカメラはもう必携品であるということ。

ライター向けのカメラ講座も一度、設けてみないといけませんね。


さて次回、第六夜は9月27日(水)開催。


人気怪談作家の田辺青蛙(たなべせいあ)さんをお迎えします。
もうすぐちゃんと告知しますので、よかったら空けておいてください。


あくまで「怪談を書く方法」に関するトークショーであり、怪談を語る会ではありません。
とはいえ、なんかの拍子に戦慄の実話怪談のお披露目がないとも限りませんよ……


ライター(僕)が、第一線で活躍するライターに「文章で生きる仕事術」を訊くインタビュースタイルのワークショップ「関西ライターズリビングルーム」。
次回も北浜フレイムハウスにて午後8時開場、午後8時30分開演です。
冷たいビールとハヤシライスとトークのセット、いかがですか?