関西ライターズリビングルーム

文章で生きる達人に訊く「仕事術」

関西ライターズリビングルームオンライン!第五夜「メディアはどんなライターを求めているのか」。ゲストは「ライターマガジン」発行人の江郷路彦さん。多数のご視聴ありがとうございました!

 

 

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Zoomを使ったライターのオンライン勉強会「関西ライターズリビングルームオンライン!」第五夜、10月28日(水)に無事終了いたしました。

 

本当にたくさんのご視聴をいただき、ありがとうございました!

 

ゲストは本邦初のライター専門誌「ライターマガジン」を発行する株式会社イージーゴー代表、江郷路彦(えごうみちひこ)さん

 

テーマは「メディアはどんなライターを求めているのか」。

 

「ライターマガジン」を通じ、さまざまなメディアの採用担当者を取材してこられた江郷さんに「いまメディアはどんなライターを求めているのか」リアルな感想をお聴きしました。

 

  • 連絡ツールはメディアに合わせるしかない。

 

ライターと連絡を取る方法、打ち合わせをする方法はメディアによってバラバラです。

そのためライターは、ありうる(チャット)ツールを理解しておく必要があります。

Slack、Chatworkは使えるようにしておきましょう。

メディアによっては「電話」を好むところもあるようです。

なんだかんだ言っても電話で連絡がつかないライターは、起用するのが恐いですもんね。

 

  • 「なぜ応募してきたのか」を示す。

 

営業をかける際、経歴や実績のみ送る人がいるようです。

ファイルの使いまわしやコピペ、テンプレでは、人の心を打つことはできません。

「なぜ応募するのか」、そこに至るロジックが大事なんですね。

営業先に「貢献したい」という気持ちを定型文ではなくその都度、手紙のように心を込めて伝えましょう。

 

  • 実績を示す場合「何割、記事に携わったか」を明確にする。

 

メディアへ自分の実績を示す場合、つい過去記事のURLだけですましがち。

メディアが知りたいのは「記事のどこからどこまでをライターが担ったか」。

アポ取りからセッティングから撮影からひとりでやる記事もあれば、取材音源だけ受け取ってテキストのみ担当する場合もあります。

記事のどの部分をどれだけやったのかを明記しないと、頼むに頼めないようです。

 

  • 「前職」もアピールしよう。

 

「まだ実績といえる記事がない」という方も「職歴」「資格」が武器となる場合も少なくはありません。

栄養士さんであったり、介護職であったり、現場に携わった経験は、過去の記事数を凌駕して採用のポイントとなります。

ポートフォリオには、なんでも書いておいて損はない」。

宅建、収納整理アドバイザーなど、資格ももちろん注視されます。

 

  • 「完読できる記事」

 

SEO」(検索エンジン最適化)は大事なのですが、メディアが重要視するのは記事のなかで読者が滞在している時間であり、求められるのはズバリ「読了」「完読」。

読者をぐいぐい惹きこんで「気がつけば読み終わっている」記事、そのためには構成力が問われます。

 

  • SNSのフォロワー数が多い方がだんぜん有利。

 

某メディアは、はっきり「SNSのフォロワー数のあるライターが欲しい」と、明らかに採用基準にしているそうです。

またSNSのフォロワー数が大きいライターに仕事の依頼がくるケースが多々あります。

特にこの頃はInstagramからスカウトされる事例が増えているようです。

 

以上のほか「近況報告があるライター」はメディアも発注のヒントにするようです。

メールマガジンのような形で「現在の私」を伝えるとよいでしょう。

 

さて次回「関西ライターズリビングルームオンライン!」第六夜11月25日(水)午後8時より開催。

 

テーマは「記事の企画のたてかた」

メディアの審査を通過する企画、「バズる」企画はどのようにして生み出されるのか。

 

スポットライターは辰井裕紀さん

 

デイリーポータルZ」「メシ通」「ジモコロ」「ねとらぼ」「SUUMOジャーナル」など、さまざまな媒体で執筆し、とくに企画立案に定評がある方です。

 

ライターに限らず、すべての職種に役に立つお話が聴けますよ!

 

11月11日(水)午後から視聴予約を始めます。

 

視聴は無料

 

予約も簡単です。

 

アーカイブは残しません

 

ぜひ空けておいてくださいね。